基本情報の編集
[基本情報]画面からは機種名、設定の一覧、モードの一覧、確定演出の一覧を編集することができます。
機種名
画面に表示される機種の名称です。わかりやすい名前をつけましょう。
設定の一覧
その機種に搭載されている設定の一覧を変更できます。
設定1〜6の6段階設定が一般的ですが、アクロスは設定3・4がない4段階設定機が多く、大都技研は設定右・中・左、設定エミリア、レム、ラムなど、非常に個性的な構成の機種もあります。
また最近では設定L搭載機も増えており、変則設定機では各要素を作成する前に設定の一覧を決定しましょう。
標準的な6段階設定機
設定L搭載機
設定Lはスペックも公表されない上に使用されない前提であるため、存在しないものとして考えます。
設定Lの代わりになくなった設定(ここでは設定3)のスイッチをOFFにしてください
4段階設定機(アクロス)
存在しない設定はスイッチをOFFにして無効にします
名称が変則的な機種
設定のラベルは最大3文字までとなっています。設定エミリアなど特殊な名称の場合、上の「エミ」のように略称を使用してください。
設定6よりも上の設定がある場合
設定6よりも高い機械割の設定がある場合は、機械割に合わせて順序を変更してください(上は花火通の例)
モードの一覧
モードとは
モードは通常時、AT中、BIG中など、抽選確率が異なる状態を分けるために使います。
各モードには開始ゲーム数と現在ゲーム数を入力することができ、ここから消化ゲーム数が決まります。
消化ゲーム数は設定推測における「試行回数」や「分母」にあたる部分です。
モードは最低でも一つは必要となり、いくつでも作成することができます。
それぞれのモードにはカウントボタンを配置することで、小役の回数やボーナスの回数などを記録します。
ここでモードのいくつかの例を見ていきましょう:
ジャグラーの例
ジャグラーシリーズは設定推測要素が少ないシンプルな機種が多く、 基本的には通常時のブドウ確率とボーナス出現率が設定推測のカギとなります。
データカウンターをみることで、自身で打つ前のボーナス回数を知ることができます。
自身で打っている区間については、データカウンターに現れないブドウなどの小役やボーナスの当選契機(単独かチェリー重複か) を見分けることもできるため、より詳細なカウントをできます。
そのため、ジャグラーの推測ツールを作成する場合は、
- データカウンターの数値だけを打ち込める「開始前」モード
- 自分自身で打っていて小役確率もカウントできる「通常時」モード
の二つのモードが必要になります。
「開始前」モードでは、総ゲーム数とBIG・REG回数のみを入力できて、 「通常時」モードには、総ゲーム数とBIG・REG回数に加えて、ブドウやチェリーなどの小役確率もカウントできるようにします。
新ハナビの例
新ハナビは設定推測要素が豊富な機種で、通常時以外にも二つのRT状態、さらにボーナス中の小役確率にも 設定差があり、高設定確定演出も搭載されているなど、設定推測のしがいのある機種といえます。
- 通常時は小役やボーナス出現率に設定差がある
- BIG中は斜め風鈴と平行風鈴、バラケ目の確率に設定差がある
- REG中も一枚役とハズレの確率に設定差がある
- RT中は前半と後半パートに分かれており、ハズレ確率にそれぞれ設定差がある
これらの数値を正確に把握するには最低でも上記の4つのモードが必要になります。 さらに上のジャグラーのように自分が打ち出す前のデータカウンターの数値を入力したい場合は「開始前」モードもあると後ヅモ狙いの時に役に立つかもしれません。
AT機の例
AT機はマイナー機種になると情報があまり公表されないまま撤去されてしまうパターンも多いですが、ある程度ヒットするとさまざまな内部数値が公開されます。
AT機はノーマルタイプよりも内部仕様が複雑なことがほとんどで、多くのモードが必要になることがあります。
通常時のCZやATをみても、滞在モードや内部状態(低確・高確)によって当選率が異なっていたり、 通常時のモード振り分け、ATレベルなど、さまざまな要素に設定差が設けられているため、機種ごとにモード構成を考える必要があります。
たとえば魔法少女まどかマギカ前後編の場合、
- 通常時のCZ突入率
- 通常時の天井(規定ゲーム数)の振り分け
- 通常時のレア役からのAT当選率
- AT突入時に特化ゾーンに当選する確率
- AT終了時に発生するボイス演出
- ボーナス終了時に発生するボイス演出
- AT中のレア役からの上乗せ発生率
- ATエンディング中の設定示唆
などさまざまな箇所に設定差が設けられています。
AT機の場合、ノーマルタイプでよく使う単純な小役出現率以外にも「振り分け率」や「突入率」といった要素が多くありますが、Myカウンターはこれらのカウントにも対応しているのでご安心ください。
モード分けとしては
- 通常時
- AT中(ボーナスはAT中にしか発生しないのでAT中に含める)
- エンディング中
の3つが必要になりそうです。
ノーマルタイプでは重宝する「開始前」モードはAT機では使えないことも多く、「開始前」モードを作るかどうかは機種ごとに判断が必要になります。
まずはモードのイメージから
このように、カスタム機種を作る際はまず、
どのモードがあって、それぞれのモードにどうボタンを配置するか
をイメージすることから始めます。
イメージが湧きづらい場合は、まずは似たようなスペックの機種を開いてみてその作り方を参考にするといいでしょう。
確定演出の一覧
最近ではほとんどの機種が高設定確定演出を搭載しています。
確定パターンの出現率が判明している場合であれば、通常のカウントボタンで表現することができます。
バーサスリヴァイズのREG中のハズレの確率を例を見てみましょう。
このように、REG中にハズレが出たら設定5以上が確定することになります。
しかし多くの機種では、
全員集合画面が出たら高設定確定だけど出現率や振り分け率は不明
というケースが非常に多くあります。
そのようなケースはカウントボタンで表現することができないため、ここの確定演出で定義することになります。
以下は、確定演出の一覧画面です。
それぞれの確定パターンは以下のように定義されます:
表示名を「〇〇が笑顔でピース」のように自分が覚えやすい名前に変えてもいいでしょう。